高度な矯正治療が受けられる歯科医院の特徴とは?

矯正治療のできる歯科医とは

一般歯科と大学附属病院との違い

そもそも、街中の一般歯科医院と大学付属病院の歯科では、役割が異なります。
大学附属病院は患者の治療をする医療機関としての役割に加え、新しい治療法を研究する役割、優秀な歯科医師や歯科衛生士を育成するという役割があります。
一般の歯科医院は、地域住民のかかりつけ医として総合的な治療を行う役割、健診などを通じて口腔内の健康を向上させる役割、そして、通院が困難な患者さんに対して、居宅サービスを行うなど、切れ目のない治療を提供する役割も。
研究機関としての役割を持つ大学病院は、おのずと専門的な知識や技術が高く、治療に用いる機械や器具なども、ハイスペックなものを所有しているというメリットがあります。
しかし、一般歯科医院と比べると、待ち時間が長く、予約が取りにくい、といった悩ましい点がデメリットです。

矯正専門医と一般歯科との違い

歯科大学を卒業して歯科医師となっている方は約10万人、そのほとんどは一般歯科、もしくは総合歯科というスタンスで治療に当たっています。
それに対して、矯正の専門家である矯正医として治療に当たっている方は約3000人ほどだそうです。
歯科医師全体のわずか3%。
矯正医になるには、大学の歯学部で6年勉強したうえに、大学院で、さらに5年程専門教育を受ける必要があるからです。
矯正医の中でも、「指導医」、「認定医」、「専門医」と呼ばれるさらに高い技術や知識をもった矯正医が存在し、国内でわずか1000人程度。
もちろん、一般歯科医であっても、矯正治療を行うことは可能です。
矯正医の場合、虫歯の治療など一般歯科治療は行わず、別の医院でそれらの治療が終わってから来院を受け付ける、といった場合もあります。
虫歯や歯周病の治療と矯正を一緒に進められるのは、一般歯科で矯正するメリットといえるでしょう。


この記事をシェアする